涙をぬぐい明日を見つめる眼差し


再開された舞台は順調とのこと。

LEDパネルが減っても、人数が少なくても、Endless SHOCK という作品にみなぎる「人のパワー」「魂の充実」が、不足を感じさせない。


いくつか報道された映像を見て、堂本光一が築き上げた15年の実績が、そして何よりも光一自身の舞台にかける真摯さが、次元の低い批判を許さないんだと痛感した。


継続は力なり、まさに。15年の継続は確かな力を作品にもたらしていた。
一人二人と観劇したことのあるレポーターや司会者が増え、「凄い舞台である」との確定した評価があったからこそ、事故に負けずに再開を果たすことができた。

2年目や3年目だったら、負けていたかもしれない。
再開を目指すより、新たな仕切り直しに動いたかもしれない。

15年…この輝く実績があればこそ、このような試練にも負けない演目となった。


なんと堂々たる、立派な座長だろうか。

あんなに謙虚で誠実な、何の言い訳も責任転嫁もない挨拶を、テレビ画面で聴いたのは、僕は初めてだ。

謝罪の言葉は当然としても、いたずらに嘆いたり怖れることはなく。

強く感じたのは、誇り高さ。
守るべきものがある人間の、誇り高さだ。

全力で、一番苦しい立場のスタッフを守ろうとしていた。
「Endless SHOCKの、俺のスタッフに傷をつけさせてなるものか」という覚悟が、全身から立ち昇っていた。


当日、すべての機構を再確認したことだろう。
パネルの使用はできないが、それ以外は何の問題もない、とスタッフは確信をもって答えたに違いない。

何の不安もない、と互いに思える信頼感。
決して揺るがぬ信頼のもと、再開は決断された。


それでも、事故は起こってしまう場合がある。
「肯定しない」とは、決して事故を許さない、認めない、という座長の決意。

仕方なかった、不慮のアクシデントだった、と言い訳しない。
これからの舞台で、二度と事故は許さないという決意。


誰かのせいにするのではなく、なぜパネルが倒れたかを検証し、原因を取り除いて、その上で光一が必要と考えるならば、また新たな形でパネルの使用もあり得るだろう。

想像しただけでも、裏方スタッフの労力はいかばかりかと…。
彼らの苦労、尽力を誰より知っている座長だからこそ、あんなにもスタッフに感謝し讃えることを忘れない。


本物の座長が率いるカンパニーに、試練はあっても挫折はない。


何かが、これからの SHOCK に必要だから、この事故が起きたのだと僕は信じている。
意味のないことは、この世にはないから。


人が行うことの確かさと危うさ。
人だから確かで信頼できる。
人だから不確かで時に間違う。

その境目を僕らは生きているが、光一座長は、「人だから信じられる」方に軸足を置いている人間だ。

そういう人だからこそ、僕は彼を尊敬してやまないのだ。


そして、信じたなら、その責任は自分に。

誰でもない自分が責任を負うと決めている人間ほど、強い存在があるだろうか。


凛々しくも、疲れ切って、悔しさと仲間への思いのどん底で、それでも観客の心配を感じ取り「肩の力を抜いて」と言う座長。

無理して頑張った後輩を、笑わせながら褒める座長。

言葉の無力さを知りながら、何とか伝えたいと、心と言葉を重ねる座長。


この座長でなかったら、もっと大事故になっていたのではないか…と、僕は心の奥で思っている。

そして、光一でなかったら、この事態に負けていたかもしれないと。



いつでも前を向く光一とカンパニーだから、取り残されたように感じる人がいても当然だと思う。


特に19日昼公演を、途中で終わりにされてしまった観客。
そして、19日夜公演をまったく観られなかった観客。

事故の目撃者となった人は、もしかしたらトラウマを抱えるかもしれない。
寸断された観劇の記憶は、重いかもしれない。

不測の事態に遭遇すると、色んな意味で辛くなるから…あまり悲しまないで、記憶を解放してほしいと願う。


19日夜の観劇ができず、払い戻しの措置となって、それが辛い人も多いだろう。

僕自身、もし申し込みが当選していたら、あの夜の観客だった。

その日一度限りの予定だったら、諦めがつかないよね。
遠征だったら、経済的にも大変なことだ。

ソロコンで福岡や神戸など、何度か中止になったり、雪で飛行機が飛ばない、新幹線が動かないこともあった。

運なのか何なのか、自分が当事者になってしまうことは誰にもあり得る。

僕は振り替えになった福岡コンには参加できなかった経験があるので、返金と振替公演、どちらがいいとは言えない。

観たかった人は、本当に辛いと思う。


ただ、そのことを今はあえて言えない座長の気持ちも、どうか察してあげてほしい。


休止となったことを詫びるほどに、誰かが苦しい思いをしてしまう。
観客としてその場にいる人にも重い空気を与えてしまう。


自分がどう思われるかではなく、舞台とスタッフと観客(の気持ち)を守ろうとする時、出せる言葉と出せない言葉があることを、少しでも察する一人でいたいと思うのだ。



ひとつの事故が、多くの人を傷つけた。

それが分かるから、座長もカンパニーも、全力を振り絞って公演に臨んでいる。


傷ついた人は、その気持ちを素直にぶつけていい、でも座長とカンパニーを好きなら、やがて静かに思いをおさめてほしいと願う。


ありとあらゆる理不尽と闘い続けてきた、今も闘い続けている光一を思って。少し時間がかかっても。



千穐楽まであと少し。

僕はもう観劇はできないけど、みんなで応援のパワーを届けよう!



あ、言い忘れてた!

沢山のコメントをありがとう。

事故当日、再開公演などのレポに感謝。
複雑な気持ちを書いてくれたことに感謝。

いつでも、何があっても光一を応援するみんなに感謝。

光一ファンのみんなに感謝!!



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No title

先日コメントさせてもらったハルです。

kaitoさんの記事を読んで、泣きました。

光一くんがSHOCKが大好きだからこそ、今回の事故は辛かった。
そして、思った以上にその瞬間の記憶が消えませんでした。

でも、もう大丈夫。
私達の大好きな堂本光一という人を信じていられるから。
そんな当たり前の事に気付けました。

人(私)は弱いから、分かっていても言葉が欲しい時があります。
言葉じゃなく、態度で示してくれる光一くんの代わりに
kaitoさんが欲しい言葉を言ってくれた気がします。

月光浴に救われました。
ブログをやっててくれて、有難うございます。

もう今年は観られないけど、今無性に「夜の海」が観たいです。



SMGO更新。もう本気泣き。
やっぱり光一さんを好きになって応援してきた自分は間違ってなかった。

本当に本当に素晴らしい座長です。光一さんの言葉を読んでこれで私は少しずつ前に進めます。

kaitoさんのところに負
の言葉を書くのをもう少し我慢出来なかった自分が情けない。本当にkaitoさん、皆様すみません。

でも光一さんを応援され続けているブログさんが大好きですので、これからものぞかせてください。

たくさんの拍手を!

kaitoさん、こんばんは。

光一座長の凛としたゆるぎない挨拶を聞き、動き出したshock
をTVで見ました。
shockが動き出してよかった・・.。
動き出さなかったら、私もそのまま動けなかったかもしれない。

座長が決断したことで、カンパニーだけでなく、スタッフだけでなく、すべてのファンも一歩踏み出せた気がします。

そして、光ちゃんは、本当に素敵です。
本当に立派な座長さんです。
何の鎧も着ず、そのままの自分でTVカメラの社会の前に立ち、自分の言葉で冷静に伝える。
そんな光ちゃんを見ながら・・こんな切迫した状況ではあるけれど・・。私は誇らしかった。

心の中に雑然とあったいろんな気持ちを、kaitoさんがすべて説明してくださいました。
言葉にしていただいて、私の気持ちも整理できた気がします。
ありがとうございます。

確かにその光景は今も目に焼き付いてはおりますが・・。
私は、また新しい光ちゃんの素敵な姿が観たい!
新しい記憶が欲しいと思っています。

今は無事に千秋楽まで走り抜け、shockカンパニーの素晴らしさを皆さんに魅せていただきたいです。

そして、是非是非たくさんの拍手を!!!

No title

こんばんは!

SMGO更新されています。

涙・・・涙・・・感動しました。

ツイッターのリツイートから飛んで来ました。
私が言葉に出来なかった想いが全て書かれていました。
胸のつかえが取れました。ありがとうございました。

とにかく今は カンパニーを誇りに思うと共に、無理して頑張って!と祈るのみです。

No title

kaitoさん
あなたもすごい!
あなたの洞察力に感服しながら、
いつも読ませていただいています。
ありがとう~✨

これから観劇される方へ。

どうかどうか19日の観客のぶんまで拍手をしてください。幕が降りた後も、向こう側にいる出演者スタッフの皆様に最後の最後まで拍手をしてください。

今年、それが出来なくて悔しい思いしかない者の切実な願いです。

kaitoさん。あんなモヤモヤをコメントでぶつけてしまってすみませんでした。
そんな思いも汲んでくださる記事更新ありがとうございます。

もうネガティブなことは書きません。無理に気持ちを整理しなくても、いつか前に進めると信じて光一さんを応援していきます。

悲しみの大きさを超えてく強さ

仕事の帰りに事故の事を知り、自宅に戻って事故の映像を見ました。

上演が中止になって泣いている人たちの姿を見るたびに、気持ちがリンクして泣かずにはいられませんでした。

そして、あの日の夜は涙が止まらず、一睡もできないまま、職場に向かいました。

昼休みに再開されることを知ったときも、また涙…

幕が上がる前に光ちゃんからの挨拶を聞き、オープニングでの光ちゃんを見た瞬間、涙腺が崩壊…

そこには、包み込むような優しい笑顔の光ちゃんと、負けないくらいキラキラの笑顔のキャストの皆さんがいました。

現実を受け止めて、すでに踏み出したのだということが伝わってきました。

悲しみの大きさを超えてく強さ…こういうことなんだと教えられた気がします。

事故を肯定はしない、でも起きた事には何かしらの意味があったと考えます。

今年のSHOCK、事故の前に感じたのは、拍手や手拍子の少なさでした。

それが、事故後は一変して、たくさんの拍手と手拍子に帝劇が包まれています。

今回の事故は、たくさんの人を傷つけた、それも否定はしません。

事故を肯定するつもりもありません。

でも、事故前と事故後の変化を感じるとき、確かにこの事故には意味があったと思います。

前に進みましょう!

そして、たくさんの拍手と手拍子を送りたいです。













プロフィール

kaito

Author:kaito
日本が誇るべきエンタメ界の宝・堂本光一の表現を楽しみ、仕事人として尊敬し、その人柄を愛するkaitoと申します。
社会人として人間として、目標となる堂本光一の背中を見つめながら自分も成長したいと願う男子のブログです。

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