4年目の思い


3月11日に、毎年帝劇から届くメッセージを受け止める。

今年も、言葉を飾らないあの座長は、舞台に立てる感謝と、一所懸命にやるだけ、としか言わないだろうけど。


4年前。奇跡としか言いようのない、幕間の出来事だった。

その後のすべては今も胸に痛いけれど、生き残った者、直接の被害を受けなかった者として、被災者・被災地へできる限りのことをしよう、と仲間たちと誓い合ってきた。

自分にできる限りを尽くして、人々に何かが届くようにと全身全霊で舞台を務める人と同じように。
あの思いの、万分の一でも見習いたいと。


募金とボランティアくらいしかできない自分たち。
それしかできないなら、それを全力でやろう。

大学関係者を中心に作ったボランティア組織を仲間と共に運営し、4年が過ぎた。

瓦礫撤去から家庭生活の支援、精神的なケア、身体ケアとしてのマッサージ…などなど、しかし、現状には行き詰まり感、やり尽くした感がある。

もうボランティアが求められる時期は過ぎたのか、まだまだ立ち直れない人もいるだろうに。

今日も、これからの支援のあり方について検討していた。

継続が一番難しく、一番大切だと。

この日に帝劇に立つ人を思い、自らのやるべきことを思い、明日からをまた始めよう。

そういう一日を与えて貰えたことに、深い意味を感じながら。


また別の観点から思うのは、同じこの4年間、個人的に過酷な試練を受けた人は、日本中世界中に無数にいたに違いない、ということ。

巨大な災害には、それなりの支援があり、同じ境遇の仲間がいると思えるけれど、個人的な試練は、たった一人で受け止め、誰も分かってくれないことも多いのではないだろうか。


大災害とはまた次元が違うけれど、大事な人を亡くしたり、大事な何かを失ったりするのは、誰にでも起こり得ること。

たった一人で悲しみに耐えている人が、必ず近くにいるはずだと思う。

支援を受けるどころか、そんな悲しい目に遭ったことさえ、誰にも気付かれず。


注目される大災害も、一人の身に起きた出来事も、人間一人が抱える辛さは同じ。

災害支援という大きなくくり以上に、その人が持つ悲しみや苦しさに寄り添いたい。

何もできないと分かりつつ、人としてただ側にいたい。


僕らがやれるボランティアなんて微々たるものでしかないが、一人対一人の心を大切に、どんな被災者の方にも寄り添っていけるよう、僕ら自身を鍛え、磨いていこうよ、と。それを仲間と確認し合った。


まだまだ、復興の道のりは遠い。

だからこそ、僕らにもできることはあるはず。

政治家の尻をつつくこと(笑)も有権者としてやりながら、自分自身の責任を果たすことを忘れまい。


そんな思いを新たにした、4年目の3月11日だった。



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ありがとうございます

kaitoさん、こんにちは


お忙しい中更新ありがとうございます。v-410

「個人的な試練は、たった一人で受け止め、誰にもわかってもらえないことも多い」
本当にその通りだと思います。試練は人それぞれ。何にも悩みのない人なんていない。
いつも笑ってるような人だって、内心いろいろ抱えて暮らしてるんですよね。(きっと皆さんも私もその一人なのでしょう)
もっともっと周囲の人に対して理解と優しさをもって接することのできる人間にならなきゃ、って思いました。

いつも変わらぬkaitoさんの優しさと思いやり溢れる言葉にただただ感謝するばかりです。
kaitoさん、皆さん、季節の変わり目、体調など崩されませんようにご自愛くださいね。v-280

No title

kaitoさん、こんばんは。

続投、失礼いたします。
どなたもコメントされてないので、すごく不安ですが、勇気を出して書かせていただきますね。もし、不快に思われたかたがいらっしゃったらごめんなさい。
4年前の3月13日、帝劇へ行っておりました。
東宝さんのHPで舞台が上演されるということで、でも幕が開いてそこにいたのは。。。
木曜日の夜公演を観劇してきました。
このところ、個人的に色々あって落ちていて、光一さんの舞台で癒されたい思いでいっぱいでした。
あの舞台で一番ハードであると思われる殺陣のシーンで、極限の状態の光一さんを観ながら、ファンとしては「光一さん、頑張って!」と言うような場面なのでしょうが、なぜか逆に光一さんから「ガンバレ、ガンバレ」と言われてるように感じました。
いつも感動でいっぱいだけど、一昨日の公演は確実に私の心に響いて届いたのです。

も少し頑張ろう。
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Author:kaito
日本が誇るべきエンタメ界の宝・堂本光一の表現を楽しみ、仕事人として尊敬し、その人柄を愛するkaitoと申します。
社会人として人間として、目標となる堂本光一の背中を見つめながら自分も成長したいと願う男子のブログです。

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